標識柱地際腐食診断

交通信号柱・標識柱・照明柱等における基礎構造物である鋼管柱は、古い物では昭和40年代に設置され、設置環境、老朽化が進んでいます。

特に鋼管柱埋設部の地際部から10㎝程度では、雨水等が溜まりやすく錆が発生し、腐食進行による減肉のため折損事故に至ることもあります。

本システムは、地面を掘削することなく、地上部から超音波を用いて埋設部の腐食・健全度合いを、効率的にスクリーニング診断します。

<特徴>

・ 新開発のSH波センサーを用いて、コンクリートやアスファルト面を掘削することなく鋼管柱の腐食度合を診断し、減肉状況を推定(肉厚測定は不可)

・ 超音波デバイス一体型の小型タブレット搭載により、専用装置としては操作性と機動性が大幅に向上

・ 鋼管柱周囲を4箇所(最大)測定し、4段階(健全・腐食大・腐食中・腐食小)の総合判定が可能

・ 支柱円周上を連続測定することで、2次元展開図による画像解折が可能(超音波ノイズや傷による反射波を判別)

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